■2014年10月の読書のまとめ

10月は 6冊読みました。子育て本と生き方に関する本が多かったです。



子どもの教育を学校だけにまかせてはいけない。親として「教える」ということに真剣に取り組まなければいけない。そのためのスキルを学ばなければいけない、という思いで手に取った本でしたが、大変、満足いくものでした。

■action
●子どもが勉強しているテーマについて自分も深める勉強をする。
●テキスト探しを習慣化する。
●子どもに関心をもってもらいたいならある程度の投資は覚悟する。

■point
教える側に必要な5つの力

○憧れる力
理想形、目指すべき方向性をイメージさせる
○評価力
・評価を避ける姿勢は学ぶ側のためにならない
→評価に慣れさせる
→丁寧に切り分けて良いところと悪いところを示すことで、全部だめだとは思わせない
・評価はできていることとできていないことをはっきりさせること→全人的評価ではない
・「自己客観視」は評価によって培われる
・いろいろな切り口で評価できる「眼力」が必要

○テキスト力(素材力)
・良いテキストは気づきが与えられるもの(全部書いてある教科書は気づきが与えにくい)
・比較させることで気づきを与える
・こういう観点でみよう、ということであればアニメも漫画も映画もテキストになる
・子どもに相談をもちかけることでもテキスト(素材)になる

○ライブ能力
・教える側の発問力をつける
発問とは、考えさせるためのテーマを与えること
例)いきなり明治維新について説明するのと、冒頭に明治維新は日本にとってどういうものであったかと発問した後で説明するのとでは大きな違いがある

○育てる力
•勝ちパターンを意識させる(ケースがかわっても同じ部分があることを意識させる)
○質量変化(練習)







仏教を心の技術、すなわちメンタルマネジメント術ととらえた点がおもしろい。仏教を知識ではなく技としてどう活かすかを考える契機となる。

■action
●いつも心に「人間万事塞翁が馬」を。
●「喜捨」と「中道」の精神を。
●瞑想タイムと呼吸を取り入れる

■印象に残った内容
・現代の悟りとは、心が安定して上機嫌で平常心であり、突発的な出来事にも冷静に対処できること。
・日々の嫌なことは苦行(修行)であり、それがあってブッダになれる。
・犀のようにただ独り歩め
・淡交(茶道)、人間交際(福沢諭吉)
・他人のしたことやしなかったことをみるな!自分のしたことやしなかったことをみよ!
・心の平静
・思考を硬直化させない







部署ごとの縄張りや優位性の争い、自分自身の野心と保身、これらを根底とした情報戦が繰り広げられた展開は読者を飽きさせない。事件の真相が明らかになる終盤からは、自分自身の良心や正義感と、組織を守ることの間で揺れる心の動きが絶妙に描かれ、面白い。

ひとつ嘘をつくと、嘘をつき続けなければいけなかったり、さらに嘘をかぶせなければいけなくなることがある。たとえどんな状況であっても、深刻な状況であればあるほど、嘘はつかない、というのが、自分の生きる指針のひとつである、ということを再確認する機会となった。

引用
見て見ぬふりをする人間にだけはなるな。







これまでの人生を振り返ると、ツラいとき、苦しいとき、若い頃は歌の歌詞、年齢を重ねてからは言葉によって乗り越えてきたような気がします。

そういう言葉を「杖ことば」というそうです。

本書ではこう説明があります。

ともすれば、しゃがみ込みたくなるようなとき、人生の苦難の旅路を共に歩き、その一歩一歩を杖となってささえてくれる言葉


本書で紹介されている言葉のうち、私の好きな言葉をピックアップし、私なりの一口解説を加えてみました。

●吉日良辰(きちじつりょうしん)を選ばず
親鸞の言葉。日の善し悪し、迷信の類に異を唱えた言葉。

●禍福は糾える縄の如し
幸福かと思えば不幸になるし、その逆も然り。

●人間万事塞翁が馬
何が幸福か不幸かはわからない。あるがままを受け入れるだけ。

●下痢と風邪は体の大掃除
下痢と風邪には体の大掃除をしてくれる紅葉がなあるので忌み嫌わないこと。

●世間虚仮(せけんこけ)
聖徳太子の言葉。世間はムチャクチャでひどい。この後に、唯仏是真と続く。

●過ぎたるはなお及ばざるが如し
ほどほどがよいということ。

●天のまさに大任をこの人に降ろさんとするや、必ず先ずその心志を苦しめ、その筋骨を労せしむ
孟子の言葉。大きな任務を任される人は心身ともに苦しむもの。
同じような趣旨で「神はその人が背負えない十字架は与えない」という言葉もある。

●三十六計、逃げるにしかず
逃げるが勝ち。

●人事をつくして天命を待つ
自分でできることを尽くし、結果は天に任せる

●人の人事をつくさんとするは、これ天の命なり
自分のできることを精一杯やろうとすること自体が人知の及ばない大きな力によるもの。

●則天去私
夏目漱石の言葉。小さな私にとらわれず、その身を天地自然にゆだねて生きること。

●他力
人知の及ばない大きな力

●自他一如
自力の及ばない大きな力である他力があって自力がある。

●我が計らいにあらず
物事は自分の力だけではなく、人知の及ばない大きな力が作用している。
以下、こう続く。
「なるようにしかならない。しかし、おのずとかならずなるべきようになる」

●メメント・モリ
死を想え。限りある人生をしっかり生きていくことを課した中世ヨーロッパの言葉。

●天上天下唯我独尊
ブッダの言葉。自分という存在は一人しかいない。だから尊い。


最後のあとがきでことわざについてふれている文章がありましたので最後に引用しておきます。ことわざへの関心が高まりました。

ことわざや杖ことばのストックを増やしてこの生きにくい世の中を生きる杖としたいと思いました。

ことわざというのは、自分自身がいろいろと迷って決断できないときに、無意識の中から浮かび上がり、行動を示唆してくれるのです。


ことわざは、自分のとった決断、行動を承認してくれる作用があるのです。


ことわざのたくさん入ったポケットのようなところから、それを無意識にまたは、意識的ゆ取り出して、使い分けていくことが必要なのではないでしょうか。




以前読んだ 「サッカーで子どもの力をひきだす「オトナのおきて10」」と重複した内容はあるが、どれも大切な内容なので復習になる。こちらの方がサッカー寄りの内容が多いといった感じがした。
ただ、根幹となる考え方はどちらも同じで、子どもが自分から進んでやることが大切であり、「子どもが自分で"気づき"、"考え"、"行動する"ことができるように大人が手助けすることが重要である、ということだと思う。

以下、本書で紹介されている11の魔法をポイントとともに紹介したい。

◼︎魔法1 肯定する
サッカーを楽しむ 心を育てる。それを優先する。

◼︎魔法2 上達する
・勝ち負けが決まるゲームをたくさんすることでどうしたら勝てるか考える。
・大人が勝利至上主義になると弊害が多い。勝利よりも子どもの未来に目を向ける。(フェアな気持ち、仲間意識、楽しさなど)

◼︎ 魔法3 楽しませる
サッカーは習い事ではなく遊び、という意識を持つ。

◼︎魔法4 気づかせる
自分で気づき、考え、行動する。これができるように手助けするのが大人の役割。

◼︎魔法5 考えさせる
たとえ失敗したとしても自分選択したということがだいじ。そこから自分で学びとることが重要。

◼︎魔法6 進化する
型にはめようとしない。

◼︎魔法7 夢を持たせる
・子どもが自発的に目標を持てるようにする。
・期待するのが悪いのではなく期待を子どもに伝え過ぎるのがよくない。

◼︎ 魔法8 余裕を持たせる
「ほほう、そう来たか」と子どもの反応をそんなふうに興味をもって寄り添う。

◼︎魔法9 自立させる
・生きる道を決める自立ポイント中学生。
・できるかできないかではなく、経験することを重視する。
・子どもやりたくないときもある。いろんなことをするのも継続。「じゃあ、他に何がやりたいの」と問いかける。
◼︎魔法10 和をつくる
・異の集団、縦の集団で子どもは伸びる。
・競争原理だけでは仲間意識は作れない。
・いじめは「同じ箱」の中に原因がある。

◼︎魔法11 問いかける
子どもに問いかけ、子どもと対話する。どう思っているか憶測するのではなく、言葉のキャッチボールで理解する。







よくビジネス書で見かけるしないことリストとは違う。本書でいう「しないことリスト」とは、効率化するためのリストではない。生産性や競争性をあげるためのリストでもない。することリストがいっぱいになり過剰な暮らしから「することを減らす」ためのリストのすすめなのだ。

■action
●引き算の暮らし
することをあきらめる暮らし、「ズーニー」
●やらなければいけないことはやるが、なるべく「したくないことはしない」暮らし
マニャーナ(明日できることは今日はしない→今を大事にする思想)
●相手も自分も急かさない暮らし

■印象に残った
映画「かもめ食堂」の一幕
「いいわね、やりたいことをやっていらして」
「やりたくないことはやらないだけです」
→したいことをする幸せではなく、したくないことをしない幸せ

■引用
○万のことは頼むべからず(徒然草)
○江戸の小咄
としより「いい若者がなんだ。起きて働いたらどうだ」
若者「働くとどうなるんですか」
としより「働けばお金がもらえるじゃないか」
若者「お金がもらえるとどうなるんですか」
としより「金持ちになれるじゃないか」
若者「金持ちになれるとどうなるんですか」
としより「金持ちになれば寝て暮らせるじゃないか」
若者「はぁ、もう寝て暮らしています」

■子育て視点の引用
○がんばる人間だけで一枚岩になろうとしてきた日本社会。しかし、そうじゃない人間がいたっていいじゃないかと、ぼくは思う。がんばれない人間やがんばらない人間を排除しない社会は、強い。•••多様な人がいる組織は鋼のように、たわみながらなかなか折れないのだ。がんばらない人やがんばれない人の、しなやかさや弱さを認められる社会であるべきだと思う。(『いいかげんがいい』鎌田實)
→最後の社会を「家庭」と置き換えたいと、直感的に思った。「がんばらない人やがんばれない人の、しなやかさや弱さを認められる家庭であるべきだと思う。」それは、子どもだけでなく妻も含めてである。

○効率性とか便利さというものは、じつは子どもから失敗するチャンスを奪うことを意味する。子どもたちは失敗を通じて学ぶもの。失敗こそが学びの機会。その機会を大人たちは奪ってきたわけだ。子どもたちが手間ひまをかけて試行錯誤するのを、辛抱強く待っていてあげられることが、もう大人たちにはできなくなっているのかもしれない。

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