【読書メモ】杖ことば





これまでの人生を振り返ると、ツラいとき、苦しいとき、若い頃は歌の歌詞、年齢を重ねてからは言葉によって乗り越えてきたような気がします。

そういう言葉を「杖ことば」というそうです。

本書ではこう説明があります。

ともすれば、しゃがみ込みたくなるようなとき、人生の苦難の旅路を共に歩き、その一歩一歩を杖となってささえてくれる言葉


本書で紹介されている言葉のうち、私の好きな言葉をピックアップし、私なりの一口解説を加えてみました。

●吉日良辰(きちじつりょうしん)を選ばず
親鸞の言葉。日の善し悪し、迷信の類に異を唱えた言葉。

●禍福は糾える縄の如し
幸福かと思えば不幸になるし、その逆も然り。

●人間万事塞翁が馬
何が幸福か不幸かはわからない。あるがままを受け入れるだけ。

●下痢と風邪は体の大掃除
下痢と風邪には体の大掃除をしてくれる紅葉がなあるので忌み嫌わないこと。

●世間虚仮(せけんこけ)
聖徳太子の言葉。世間はムチャクチャでひどい。この後に、唯仏是真と続く。

●過ぎたるはなお及ばざるが如し
ほどほどがよいということ。

●天のまさに大任をこの人に降ろさんとするや、必ず先ずその心志を苦しめ、その筋骨を労せしむ
孟子の言葉。大きな任務を任される人は心身ともに苦しむもの。
同じような趣旨で「神はその人が背負えない十字架は与えない」という言葉もある。

●三十六計、逃げるにしかず
逃げるが勝ち。

●人事をつくして天命を待つ
自分でできることを尽くし、結果は天に任せる

●人の人事をつくさんとするは、これ天の命なり
自分のできることを精一杯やろうとすること自体が人知の及ばない大きな力によるもの。

●則天去私
夏目漱石の言葉。小さな私にとらわれず、その身を天地自然にゆだねて生きること。

●他力
人知の及ばない大きな力

●自他一如
自力の及ばない大きな力である他力があって自力がある。

●我が計らいにあらず
物事は自分の力だけではなく、人知の及ばない大きな力が作用している。
以下、こう続く。
「なるようにしかならない。しかし、おのずとかならずなるべきようになる」

●メメント・モリ
死を想え。限りある人生をしっかり生きていくことを課した中世ヨーロッパの言葉。

●天上天下唯我独尊
ブッダの言葉。自分という存在は一人しかいない。だから尊い。


最後のあとがきでことわざについてふれている文章がありましたので最後に引用しておきます。ことわざへの関心が高まりました。

ことわざや杖ことばのストックを増やしてこの生きにくい世の中を生きる杖としたいと思いました。

ことわざというのは、自分自身がいろいろと迷って決断できないときに、無意識の中から浮かび上がり、行動を示唆してくれるのです。


ことわざは、自分のとった決断、行動を承認してくれる作用があるのです。


ことわざのたくさん入ったポケットのようなところから、それを無意識にまたは、意識的ゆ取り出して、使い分けていくことが必要なのではないでしょうか。

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