【読書メモ】茶の世界史





茶を文化的側面から歴史をおって論じている。緑茶(日本茶)を精神文化、紅茶を物質文化の奢侈贅沢として対比させた点が興味深かった。

■Point
緑茶は16世紀の茶の湯に代表される精神文化であった。それは当時、イギリスも一目置くものであったが、鎖国からの開国後、イギリスは紅茶文化になっており、それは奢侈贅沢を表す物質文化となっていた。さらに世界で戦うには緑茶も精神文化という側面から資本主義の中の商品としてとらえざるをえなくなっていた。
ただ、近年、物質文化に閉塞感がただよい、物より心に目がいくようになり
緑茶の精神文化的な側面が再び注目されつつある。

■impression(印象に残ったこと)
○ヨーロッパの書物に茶が出てくるのは16世紀。すなわちシルクロードで茶は運ばれなかった。最初は薬という認識だった。
○1609年にオランダが日本茶を持ち帰ったのがヨーロッパでの最初のお茶。
○イギリスへはオランダを通じ緑茶(日本茶)がもたらされた。
○イギリスは茶より先にコーヒーが輸入されていたが、オランダとの貿易に敗れた関係で茶にシフトしていった。
イギリスは茶に砂糖を入れるのは、当時、高価だった茶に、さらに高価である砂糖を入れるという、奢侈贅沢を表現するものだった。
○開国当時の日本の主要輸出品目は生糸と茶だった。茶の主な輸出先はアメリカとカナダだが、緑茶の着色問題や不正茶などがあり、苦しくなってきた。
○アメリカが茶からコーヒーになったのは、植民地時代のイギリスに対しての恨みでもある。

■discovery(発見や気づき)
○チャは、広東語から、ティーは福建語からきている。

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