『今日もていねいに』のように暮らしたい〜印象に残ったフレーズを全部書き出す〜

最近、『今日もていねいに』(松浦弥太郎著)が暮らしの指針になっています。毎日をこう暮らしたいと思うです。
ただ、これは、つきつめると聖人君子のような生き方とも言えなくありません。だから、精神的に弱っているときには、これまでの私の生き方の基盤になっている五木寛之氏の著書(『生きるヒント』『大河の一滴』『他力』など)を読み返しています。
私の中では、松浦弥太郎氏の著書が儒教で、五木寛之氏の著書が道教(老荘思想)という位置づけなのです。

今回は、『今日もていねいに」をKindleで再読しましたので、印象に残った文章やフレーズを全部、以下に記しておきたいと思います。ただ、抜き出しただけですが、興味のある方はご覧ください。


※以下、全て『今日もていねいに』(松浦弥太郎著)からの引用


○子どものままの好奇心のかたまりを、大人になっても、ずっと持ち続けることができたら、どんなに素敵でしょう。子どもの頃は人に尋ねていた答えを、自分自身で探したら、無限の発見があることでしょう。 それはおそらく「大人の役割」ではなく、「大人の楽しみ」であり、「生きていく目的」だとさえ思います。
○小さなうれしさがたくさんある一日であれば、ほんのりしあわせになります。
○自分プロジェクト
○「これができたら、すてきだろうな、面白いだろうな、きっと新しい発見があるだろうな」 そういった小さなプロジェクトをいくつもこしらえ、あれこれやり方を工夫し、夢中になって挑戦し、順番にクリアしていくことです。
○自分プロジェクトとは、言葉を換えれば、自分で問題を見つけ、答えを考える「独学」です。一日に一つ何かを学ぼうとする心持ちです。
○おそらく、お茶を淹れるたった五分が、工夫と発見のひとときに変わります。暮らしがすこし豊かになります。
○コンサートに出るわけでもなく、プロになるわけでもなく、期限を区切っているわけでもない――ただ、自分が納得するまで弾き続けるという「自分プロジェクト」。
○じっくり取り組んでいきたいので、すぐにマスターしてしまったら、むしろつまらないとすら感じているのです。
○一人サマータイム
○一時間多く眠るより一時間早く起きるほうが、暮らしは心地よくなります。
○ていねいにつくった朝ごはんを、一時間かけて食べるのは本当の贅沢です。
○楽しみは、発見するもの。喜びは、工夫から生まれると僕は信じています。
○登山靴をあつらえることで、歩くというルーティンを喜べるような工夫をしたからこそ、つらい道を歩きとおせたのです。
○とびきりのおわんをつくってくださいとお願いしました。それを初めて使う場を山のなかにしたのです。
○大変なときこそ、小さな喜びを持ち込む工夫をしましょう。仕事でも私的なことでも、好奇心があれば乗り切れます。わざわざ山のなかに行かなくても、毎日を工夫と発見の場にするチャンスは、いっぱい探せると思うのです。
○「失敗するのが当然」という前提で、どうやって楽しむかを考えましょう。
○信じると同時に、「もっとほかのいい道はないか」あるいは「別のやり方があるのではないか」と考えることをやめません。
○だからこそ、いつも自分を壊したい。自己否定をくりかえし、自分をこなごなに壊したい。心をやわらかくし、新しい精神を見つけたい。そう願ってやまないのです。
○心をやわらかくするために、まずは「絶対」「普通」という言葉を禁句にしてみましょう。
○そこで目指すは、実行する実行家。  アイデアが浮かんできたら、思うだけでなくやってみます。発明が実験によって進化するがごとく、試してみれば新たな考えも生まれてくるものです。
○今日やることを箇条書きでリストアップしたら、優先順位や効率だけを考えるのではなく、自分にとって心地よいリズムでこなしたいと思います。 まわりの影響は受けるものの、何かをするときの動機は自分発でありたい、自分のかかわることは自分でコントロールしたい、そう願っているのです。
○段階を踏んでゴールを目指すとは、生活すべてにおける誠実さです。まわりや相手との調和をとり、確実にゴールするための秩序ある方法といってもいいでしょう。
○いずれにしろ、物事には順序がある。瞬間的に結果を出そうとせず、リズミカルに段階を踏んでゴールを目指しましょう。
○自分や家族の手料理でも、お店で売っているサンドイッチでも、つくった人の心がこもったものを、おいしく食べたい。食べるということに対して、きちんと感謝したい。それ以外のものは、おそらく毒に近いんじゃないかと思います。
○たしかに街中に、あらゆる便利な食べ物があふれています。しかしそれらは、あくまで緊急の場合、やむを得ないときの非常食。「体に悪いけれど、今は仕方がない」という認識をもって、我慢しながら食べるべきものです。
○「今の自分が選べるなかで、最良の食事は何か?」をきちんと考え、選択しようという提案をしたいのです。
○たとえば、今日は一日忙しくてランチに出かける時間もないと思ったら、朝ごはんのついでにおにぎりをつくり、会社に持っていく。 朝ごはんをつくれないとき、自動的にコンビニに飛び込むのではなく、できたてのサンドイッチを出すカフェを見つけて立ち寄ってみる。
○お箸の上のほうを持って使うこと。
○つねに清潔なたたずまいでいるには、年を重ねても、経験を積んでも、初々しさを忘れないこと。新しいことにわくわくし、うれしいことには飛び上がって喜び、素直な気持ちをなくさないよう、大人になるほど気をつけねばならないと思います。 間違ったことをしたら潔く謝り、失敗はちゃんと認め、決してをつかず、いつも正直・親切を心がける。これが心の清潔を保つ方法です。
○気の利いたことを話さなくてもいい。飾らなくてもいい。正しい姿勢と素直な心で、清潔な毎日を送りましょう。
○すべての出会いがすてきなものというのは、美しい夢に過ぎません。 気まずいこともあれば、腹が立つこともあるのが現実の暮らしでしょう。だからこそ、「この出会いから、自分は何を学べるだろう?」と考えることに意味があるのではないでしょうか。 今日、出会う人すべてが、自分に何かを教えてくれる先生だと思えば、相手のファッションや見てくれ、性格の良し悪しすら気にならなくなります。やさしい人から学べることもあれば、意地悪な人から学べることもあるのですから。 この考え方を試し続けていると、自然に「ありがとう」という感謝の気持ちが生まれます。人に生かされて生きているという真実を、忘れずにいられます。
○笑顔は誰でもできる一番簡単な努力の一つ。 「こういう人たちと一緒にいれば、自分はニコニコしていられる」 「こんなことをしているとき、心から笑いがこみ上げてくる」  考えたすえに笑顔の種がわかったら、できるだけその状態に近づく努力をします。  調子が悪いときは、誰でも笑う回数が少なくなります。心の底から笑っていないと感じたら、ちょっと心の点検が必要ということでしょ
○笑顔が減っていると気がついたら、すこし一人になって自分を取り戻しましょう。
○ていねいに生きるには、その日が大切な一日であることを思い出させてくれる、きっかけが必要です。何か一つだけでもいいから、暮らしに新しさを投げ込みましょう。
○扇子は物理的なきっかけですが、毎日を新鮮にする一番の方法は好奇心を持つこと。ありふれた今日に潜む、新しさを見つける好奇心――なんともすてきな響きだと思うのは、僕だけではないはずです。
○人生で何をしたかは、どんな仕事をして、どんなものをつくったかでは決まりません。大切なのは、どれだけ人に与えたかということ。 与えるといっても、ものではないと思います。生きていくための知恵、心やすらぐ方法、新しいものの見方、こういったことをたくさん見つけ、たくさんの人にわけ与えることができたら、自分もしあわせになれると思うのです。
○恋愛でも友情でも信頼でも、人との関係はつくるのではなく、育てるものです。
○関係を育てるとは、「こうしたほうがいい」とか「そんな馬鹿な考えはやめろ」と口出しするのではなく、その人の立場で考えようと努力することだと思います。
○僕は、仕事で関わる人すべてと、家族のような関係になるのが理想だと思っています。だから取引先に要求をするときには、こんな自問をしています。 「この人が自分の妹でも、僕はこんな無理な取引条件を押し付けるだろうか?」  答えがノーなら、その条件は間違っているということです。
○が、をつく人にはをつかなくてはいけない理由があるのだろうと想像することはできます。やむを得ずにごまかし、取り繕いたい状況だってあるでしょう。 その人とつき合うとは、その人を一〇〇パーセント受け入れること。だったらその人のも、をつかなくてはいけない理由も、まるごと引き受けようと思うのです。  仕事仲間でも友だちでも、相手を受け入れているという木の幹がしっかりしていれば、というのは多少の枝葉、ちょろりと見えたしっぽに過ぎません。
○嘘を暴くことと、相手を活かすことと、どちらが大切かを考えてみましょう。
○嘘の背景を想像するやさしさが身につけば、そこから思いやりも生まれます。
○そこで僕は心の根底に、戦わないというルールを設けました。その結果、百歩くらい楽に譲れるようになったのですから、あながち悪いことではないでしょう。  戦わないために大切なのは、人の話をよく聞くこと。
○心がざわつくなと思ったら、姿勢を正して大きく深呼吸してみましょう。
○どんな人も、何かしらの役割のなかで生きています。会社のなかの自分、家庭のなかの自分、親である自分、子である自分。僕も編集長であり古書店の経営者であり父親でもあるのですが、誰のためにあるのでもない、素の自分に戻りたいときもあります。  裸んぼうの、なんでもない自分になれるひとときがあれば、そこで自分を取り戻し、一息つけます。そこから真剣に人とかかわり、精一杯、コミュニケーションに心を砕く力が生まれると思うのです。一人の時間がなくては編集長にも父親にも、何者にもなれない、僕はそんなふうに感じています。
○自分が一人になるためには、相手にも一人の時間をあげることが大切です。一人の時間を確保するには、まわりの協力が欠かせません。
○おたがいがおたがいの一人の時間を認め、一人での生産性を理解し、一緒の時間はしっかりとコミュニケーションをとる間柄。理解者であり協力者である関係。大切な人たちとは、こんなつきあいをしたいと思うのです。
○読み終わったあとの記憶や、書かれていた内容はどうでもよく、読書の楽しみは「読んでいる時間そのもの」にあると感じているから。「知識を得るために本をひらくのは、読書ではなく勉強だ」というのが、僕なりの認識です。
○何かを直接見るために、家を出ましょう。時間をかけて、足を運びましょう。 「実際に実物を見る」という意識をもち続けるのは、たいそう大事なことです。
○メディアの発達で本物に触れなくても情報は手に入るようになりましたが、それはあくまでも概略。だいたいの姿であり、儚いサムネイルです。「忙しいから、だいたいわかればいい」というインスタントな発想は、貧しくて寂しいものです。
○本物に触れず、外からの学びをインスタントなものだけに頼っていたら、そもそも自分の持っていた感覚が、少しずつダメになっていく気すらします。
○あらゆる場面に、同様の静かなしぐさをとりいれてみましょう。
○しぐさとは人それぞれであり、その人をあらわすものだな、と感心します。
○マナーやルールは人から与えられるものではなく、自分でつくるもの。たとえ電車のなかでガムをむことが禁じられていなくても、「人前でくちゃくちゃやるなんて、大人として失礼だ」と控えるのが、自分を律するということです。
○最近発見したのは、「腕を組まない」ということ。
○腕組みと同様、足を組むのも、やめたほうがいいでしょう。傲慢でえらそう、相手に対して、ずいぶん失礼です。
○なぜなら誰もいないときの態度が、自分自身の根っこだからです。一人のときに不遜な態度でいると、存在そのものが不遜になってしまいます。 僕自身、以前は何の気なしに腕を組み、足を組んでいました。ところがあるとき、そのおそろしさに気づき、念入りに注意を払ってやめたのです。
○目に見えないところまできれいに整えるという心がけが、ていねいな暮らしや人生をかたちづくる
○増やしたら、減らす。 ごくシンプルなこのやり方が、ていねいに生きる秘訣です。 新しいものを一つ手に入れたら、部屋のなかにあるものを一つなくす。そうすると、いつも余白がある暮らしとなります。
○毎日を点検し、暮らしの引き算をしていきましょう。
○増やしたら、減らす。増やさなくても、減らす。 風通しがよい自分でいれば、軽やかに歩いていけます。
○必要のないものに、部屋だけでなく、心の空間も埋められていませんか?
○なぜなら普通に仕事をし、普通に生活をしているのに「お金も時間もない」というのは、ある種の病気、いわば「足りない病」だと解釈しているからです。
○風邪を引いたとき生活態度や食習慣を見直すがごとく、「足りない」と思ったら自己干渉しましょう。
○「今月はずいぶんお金を使ったな」というのは、僕にとって喜ばしいことです。 投資家のごとく、資産運用テクニックでお金を増やすという意味ではありません。 お金を使えば通帳の残高は減りますが、自分のなかの価値としては、ただのお金であったときより、ぐんと増えているはずだということ。
○使えば使うほどいいといっても、単なる欲望のためなら消費です。
○旅に何十万円も使い、何一つ形に残るものがなくても、自分のなかに経験や本物を見る目という価値が備われば、それはお金という種を育てる投資です。
○人はみな「自分株式会社」の経営者。赤字で借金をしなければやっていけないのか、大儲けはできなくても滞りなくお金が流れているのか、ちゃんと把握しておかなくては、人生をコントロールできなくなります。
○人間が生きる基本条件は孤独
○そうやって働いているうちに、一つ、それなりを捨てることができたのです。  家庭でも職場でも同じだと思います。本当に大切なことを、それなりで済ませていないか、ときどき点検しましょう
○ごく普通のことでもきちんとやれば、特別なことになります。
○楽しく生きたい、幸せに生きたいなら、面倒くさいと言わないこと。当たり前のことですが、どうにも忘れがちなので、思い出してほしいのです。
○便利なものとは諸刃の剣。便利なものを使えば使うほど、楽しみがこぼれていくことにも、そろそろ気づいたほうがいい気がします。効率と便利さを追求した結果、失っていくものもあると自覚する。僕たちは、そんな時期にさしかかっているのではないでしょうか。
○毎日をていねいに、手間をかけて過ごしましょう。何に手間をかけようか、考えながらその日を送りましょう。面倒くさいと片付けず、あえて手間隙をかけることで、ささやかながら極上の喜びが見つかるはずです。
○面倒くさいことをていねいにやると、それがその日のトピックスになります。
○自分のデザインを観察した結果、僕は「過剰にしない」というのが合っているという結論にたどりつきました。食事は腹八分目がいいといいますが、眠りや仕事や人間関係、すべてを腹八分目にしようと決めると、暮らしやすくなりました。 暴飲暴食はしない。睡眠時間を削るほど働かず、過剰に眠らない。いくら楽しくても、遊びはほどほどで切り上げる。
○欲張らないルール
○たとえば、おいしそうなまんじゅうがあるとします。二つもらうこともできるし、一つでもいいというとき、僕はできる限り、一つにしておこうと心がけています。本当にほしくもないものにまで欲を出すと、バチが当たる気がします。
○人を押しのけて欲張っても、いいことなんて訪れません。 逆に言えば、そこまでしてやりたいことなど、滅多にないと思うのです。
○「おまえたちが周りを取り囲んでいては、後ろで遠巻きに眺めている、野にある普通の人々が、私の教えを聞くことができない。私は彼らに話したいし、彼らは私の話を聞きたかろう。おまえたちはまず自分をつつしみ、どれほど自分を排除できるかを学びなさい」
○しかし、毎日のなかでそんな営みを繰り返していても、その先にはもっと広い世界――自分をなくす幸せ――が、ひらけているというのは、すてきなことではないでしょうか?  あくせくと日々にまみれていても、最終目的はそこにはないと、知っておきたいのです。  もっと学べる、自分の知らない尊い精神の世界が、ずっと先に広く開けているとしたら、とても開放されたすばらしい地平を目指して、またわくわくと旅ができるのではないでしょうか?
○長い人生をていねいに生きたいなら、今日、この瞬間をていねいに暮らすことです。
○人生にははずれ券というものがないようです。なぜなら、失敗と成功はカードの裏表になっていて、二つで一つのセットになっているから。  
○「失敗」という面が見えているカードをひっくり返し、ささやかでも「成功」という面に変えていく。人生の道のりで、点々とちらばっていたばらばらのカードを、一本の線につなげていく――。  今日をていねいに生きるとは、カードをくるりとひっくり返す方法。  ばらばらの点だったカードを、一本の線に変える方法。 そしてなにより、自分で自分を日々更新する方法だと思います。

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