ざっくり「子どもの食物アレルギー」の知識

5歳の息子は、乳児期から卵と乳の食物アレルギーがあります。
年2回血液検査をしているのですが、5歳になっても改善されないため、県営の大きな病院へ相談に行こうかと考えています。
その前に、食物アレルギーに関する本を数冊読み、食物アレルギーについての知識をざっくりとまとめてみました。


●食物アレルギーって何?
食べ物が原因となり、体の免疫システムが正常とは異なる反応を起こす結果、体に害を及ぼす症状が出ること。
アレルギーを起こす原因物質を抗原(=アレルゲン(タンパク質))という。
2時間以内の症状がでるものを即時型アレルギーといい、それ以上の時間がかかるものは非即即時型という


●具体的な症状は?
かゆみやじんましん、目の充血、舌の違和感、のどのイガイガ感などの皮膚粘膜症状が全体の8割。次いでくしゃみや鼻水などの呼吸器症状が約5割。下痢や吐き気などの消化器症状は約3割。
全身に急激に症状が出るアナフィラキシーは、ときには死に至ることもある。
乳児期に発症する食物アレルギーは、アトピー性皮膚炎を発症することが多い。また、気管支ぜんそくも食物アレルギーが原因のこともある。


●発生のメカニズムは?
未消化なタンパク質など異物(アレルゲン)とみなされた成分を排除するために「lge抗体」が作られ、皮膚や粘膜に存在する「マスト細胞」と結合する。ここに腸で吸収されたアレルゲンとくっついてアレルギー症状が出る。腸が吸収したアレルゲンは血流にのって全身に運ばれるため、皮膚や呼吸器、消化器など全身の至るところで症状が出る。

●どうして乳幼児に多いの?
消化・吸収機能が未熟のため、食物中の成分を十分に消化できず大きな分子のまま吸収し、分子の大きいタンパク質は異物と認識されるため、免疫反応が働いてアレルギー反応が起きる。
よって、年齢を重ね消化・吸収機能が向上することにより改善されるケースが多い。3歳くらいになると約半数の子どもが改善し、小学校へ入学する頃には、約8割が改善する。

●治療はどうしたらよいの?
検査としては、問診、血液検査(lge検査など)、皮膚テスト、食物除去試験、食物経口負荷試験(実際に食べてみて症状が出るかを検査)がある。血液検査で陽性と出たが、実際食べてみても症状が現れないケースもある。(「疑陽性」)
治療としては原因食物の除去を中心とした「食事療法」と症状が出た場合に対応する「薬物療法」を中心とした対症療法がある。
原因食物の除去は、必要最小限の除去を行い、栄養面を考慮した代替の食材を選ぶことが必要である。また、食物除去の目的は「食べる」ことであることを忘れてはいけない。
卵は加熱によって変性しアレルギーが起こりにくくなる。例えば、卵であれば、食パン、クッキー、ビスケット、麺類のつなぎなどはアレルゲンが弱い。
ほとんどの場合は、成長とともに症状を起こさずに食べることができるようになるため、その時期を見極めることが大切である。



参考文献







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