【読書メモ】「遊行の門」



「遊行期」、すなわち人生の最期は、子どもに還って遊び、戯れる時期であるという。
体が不自由になり、人の助けがないと日常生活がおくれなくても、まして下の世話をしてもらうことになっても、それはあたりまえのことなのだ。
幼な子はみんなそうなのだ。何も恥じることはない。人はみんな人の世話になって下の世話もしてもらい、育ってきたのだ。
子どもに還るとは、その道を戻っていくことなのである。
本書は、遊行期の話だけではない。格差社会や鬱の話し、鬱と躁の考え方で時代をみた、著者の独自の視点もたくさん盛り込まれている。
 以下、印象に残った言葉を自分の言葉でまとめておく。


《書きとめておきたい言葉》

○格差社会が最近話題となるが、そもそも人間は産まれたときから格差を背負っている。

○人は生きているだけで価値がある。

○ブッダは自分の思想を書物に表していない。人々に語ったのだが、独白ではないことが重要である。文章であっても独りで書くものだ。あくまで対話、質問に対しての答えが重要としている。

○最近の医学は、細分化し、何かと人間の生活の乱れに対しひとつひとつ病名をつけ、病気のうちに入れてしまう傾向がある。高血圧しかり、ウツ気分しかり、メタボしかり。

○明るさと暗さは人生の両輪。

○生きることは、楽しさだけではなく、鬱という思い荷物を背負って歩くことと覚悟する。

○常に変化し、老いていく体と心をできる限り安定した状態に保つための工夫が養生である。



※本記事は、以前運営していたブログ(books in life ~知識の倉庫~)で掲載した記事の内容を一部加筆修正したものです。

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