【読書メモ】「息の発見」(五木 寛之,玄侑宗久)



以前、『呼吸入門』(齋藤孝 著)を読んで、呼吸というものを意識するようになりました。ただ、それもだんだんなくなっていたところ、本書を読んで再度、呼吸が身体に与える影響を認識し、呼吸に目を向けるようになりました。



本書によれば、呼吸をするときに意識をもっていったところの酸素交換が、盛んになってあたたかくなるらしい。

しかも下痢や風邪を治してしまうこともあるという。呼吸法ははるか昔から身体を健康に保つひとつの方法として注目されており、かのブッダも呼吸法を説いているくらいなのです。

ただ、呼吸法といっても難しく考える必要はないと思いました。本書で五木寛之氏が言っているように自分が気持ちいい方法でやればいいということです。




《ポイント》

●人間の生命活動を考えるとき、一番の基礎は呼吸。水を飲まなくても1週間は生きられるが、息ができなくて
はすぐに死ぬ。
●ふだん息をほとんど意識することがないが、日常のさまざまな場面で知られざる息のはたらきがある。
●息の発見とは、いのちへの気づき
●呼吸法はどれが正しいというのはない。自分の体の声を聞きながら、自分にとって一番いい息づかいを自分で
見つけるしかない。


《書きとめておきたい言葉》
●息という文字は、「自」と「心」と書くように、そのときのこころの状態を映すもの「息が合う」「息が通う」「息がかかる」
●息を吸うときには、息を吸っている自分に気づこう。吐いているときには、吐いている自分に気づこう。喜び
を感じながら意気をしよう。心を感じつつ、心を静めて呼吸をしよう。心を安定させ、心を自由にとき放つように息をしよう。そして、無常を感じ、生の消滅を感じ、自己を手放すことを意識しつつ呼吸しよう(ブッダの言葉)

《興味深い話》

●~脳死は人間の本当に死といえるのか~
 ニワトリの卵とウズラの卵の書くを入れかえて、ニワトリのヒヨコにウズラの羽と脳が発生するようにした実験。ふ化するとふるうのヒヨコは黄色いがウズラの核を移植されたほうは頭が黒くて、ウズラの脳と羽を持って生まれてくる。ヒヨコはピーピー鳴くがウズラを移植されたほうはピッピッピと鳴く。だんだんニワトリとしての免疫の体系が成長してくると、この翼は自分の翼ではない、非自己であると否定する。やがて翼が腐って落ちる。
その次に、この脳は私の脳ではなないと免疫系が否定する。すると脳が腐ってヒヨコは死ぬ。
免疫系が優位に働くということは、脳死は人間の死ではなくて、免疫の体系が活動を停止したときが、人間の
死ではないかという考えになる。(『免疫の意味論』多田富雄)




※本記事は、以前運営していたブログ(books in life ~知識の倉庫~)で掲載した記事の内容を一部加筆修正したものです。

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