【書評】子供の力を伸ばす対話術



本書は電子書籍のみの販売である。100円という価格を見て、この値段なら失敗してもいいか、という気持ちで買った。
すいませんでした。
そう謝りたいくらい、100円でいいんですかと思ってしまうくらい、私にとっては示唆深い本であった。
子育て中の方で、子どもが「○○って何?」「○○はどうして○○なの?」を言い始めたら、読んで絶対損のない本です。


子どもに理解させるには


例えば子どもから「空気って何?」と聞かれたとしよう。どう答えるだろうか。
答え方はいろいろあると思うが、大概、ことばで説明しようとするのではないだろうか。
著者は、ことばだけでなく「からだ」を使うことが子どもの理解を深めるという。

先の空気の例でいえば、「大きく息をすってごらん」とか、「水の入ったコップにストローで息を吹いてごらん」とか、からだを使って空気を説明しようとするのだ。

さらに、子どもの質問に対して、質問で返すことが、子どもの考える力を育むという。
例えば、「においってどこでわかるの?」と質問してきたら、「どこでわかると思う?」と返します。「お鼻かな?」と来たら、「お鼻のどこらへんかな?」といった具合である。


子どもの心をつかむには


子どもは飽きやすい。子どもを飽きさせないためにはどうしたらよいか。
つかみ、である。つかみが重要なのは、子どもとの対話だけではないが、子どもの心をつかむてっぱんネタがこれだという。

「実験をしよう」の一言だ。

これで子どもの心がわくわくするのは間違いない。それは自分の子どもの頃を思い出してみても納得する方が多いのではないだろうか。
実験といっても難しく考える必要はない。本書では、雨の降る仕組みをお風呂を使って説明する例が示されている。

子どもを飽きさせないテクニックはまだある。たとえ話だ。
例えば、「地球の中ってどうなっているの?」に対し、ゆで卵を使って説明する。
パカッと半分に割って、白身はマントル、黄身は核、殻は地核、といった具合である。


さいごに


本書は理屈っぽいところはなく、今みてきたように、すぐに使えるテクニックがたくさん詰まった、親としてはありがたい本である。
極めつけが最後の章にある30個のギモンと対話例である。少し例を紹介しよう。

なぜ汗はしょっぱいの?
なぜ空は青いの?
なぜ星は輝いているの?
なぜ飛行機は飛べるの?

どうだろうか。子どもに聞かれたら子どもが納得するような説明ができるだろうか。
できなければ、本書を読むしかないだろう。電子書籍で100円。買わない理由が考えられない、というのは言い過ぎだろうか。
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