【読書メモ】「今を生きる力」(五木寛之)





本書はNHKの番組「人間講座」で作家の五木寛之さんが語られた内容を文章化したものです。
これまで数々のエッセイに書かれた五木さんの考えが簡潔にまとめられている印象を受けました。
 
五木さんの考え方に感化され15年くらいが経ちますが、今でも五木さんの考え方には同感する部分が多く、生き方に迷ったときの私の「人生の指針」です。


《ポイント》

○自殺者は年間3万2000人以上を超え、年々増え続けている。年に4回阪神淡路大震災が起きているのと同じくらいの死亡者。

○自殺者が多い原因には、日本人の心が軽くなり、心が乾ききっていることがあげられる。

○日本人の乾ききった心に水を注ぐことが必要。その水というのは、情や感傷、慈悲の「悲」などのセンチメンタルな感情。

○環境問題には、人間と同じように虫や水、草、木、山などにも命が宿り、それぞれが命ある尊い存在である。だからこそ共生しなければいけないという考え方が必要。それは日本人が昔から持つ「アニミズム」の心である。「地球にやさしい○○」なんていうのは人間第一主義の傲慢な考え方である。

○深い縁で結ばれているはずの親が子を虐待し、子が親を殺す事件があとを絶たない。夫婦の絆もゆるくなってきている。それは、自分の選択で親子や夫婦になったという考えがあるからそうなるのであって「他力」でそうなったと思えば、そんな痛ましい結果にはならない。自分の力だけではなく目に見えない大きな力によって親子や夫婦になったと考えなければいけないのではないか。

○日本の大変革期は「明治維新」と「敗戦」。今は第三の大変革期にいる。平時ではない今だからこそ、「今をどう生きるか」という準備が必要であり「今を生きる力」が必要なのだ。



※本記事は、以前運営していたブログ(books in life ~知識の倉庫~)で掲載した記事の内容を一部加筆修正したものです。

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