【読書メモ】「今をどう生きるか」(五木 寛之,松原 泰道)




考えてもしょうがないことをついつい考え込んでしまうことはありませんか。「自分は人事異動するのだろうか」「明日の会議うまくいくだろうか」など自分の力ではどうしようもないのだけれど、ついつい考え込んでしまう。そんなとき、次のエピソードが心に響きました。

ブッダは死後どうなるのかについては一切口にしなかったといいます。「もっと大事なことを問え」というのです。だれも経験したことのない死後の世界を議論することは観念の遊戯で果てがない。そんなことに時間を使っていては、いまという大事なときが過ぎ去ってしまう。


また、著者の松原さんは、自分だけに与えられた悲しみや苦しみを味わうことで人々の苦悩がわかるのではないかといいます。そして、他人の気持ちが理解でき、やさしくなれるのです。苦しみを感じることで人さまの役に立てるということです。

自分だけが苦しくて辛いと感じたときは、こう考えるとほんの少しかもしれませんが軽くなるかもしれませんね。



著者の五木さんは、その時代その時代に応じて仏教という宝の山から自分たちの生きる指針を取り出すことが重要ではないかといいます。

私は同じ本を何回も読むことはめったにありません。でも、同じ本を複数回読む意味ってこういうところにあるのかもしれないと改めて気づかされました。
 



科学的に証明されていなからこそ「信じる」ということになる。

客観的に証明されていなくても自分の感覚を頼りに「信じる」ことも必要なんだと思うことができた五木さんの言葉です。宗教的なことや奇跡的なことを科学的に説明しようとする人がいるが、合理的だったら信じる必要はない。納得すればいい。理解できないことだから信じるのである、ということです。



以下、二つは私も実践しているものです。
・ある仏教の学者は、ブッダの最後の説法を一言で言うと「依頼心を捨てよ」と解釈している。
・松原さんは、本当の締切日から一日早い日を締切日と考えたり 10時に出かけるときは9時に出かける心づもりをしているといいます。それを「心の夏時間(サマータイム)」と表現 しています。



※本記事は、以前運営していたブログ(books in life ~知識の倉庫~)で掲載した記事の内容を一部加筆修正したものです。

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