子どもの気持ちを理解することは不可能だからこそ、親は壁になりぶつかり合う

学生の頃、理由もなくむしゃくしゃして、親に暴言を吐いたり、粗暴な態度をとってしまった、ということはないだろうか。いわゆる反抗期です。わたしはありました。

自分が反抗期を経験しているから、今4歳の息子が成長して、反抗期を迎えて爆発しても「その気持ち、わかる、わかる。」と、同じ男だし息子の気持ちを理解できるのかな、と漠然と思っていました。

でも、安易にそう考えるのは危ういことなのかもしれない。そう思うようになりました。

きっかけは、「こころの処方箋」という本です。
著者の河合隼雄さんは、子どもは、成長する中で、押えきれない不可解な力を感じる。それを何かにぶつけることで自己の確認をするが、そのぶつける第一の壁は親である。親にさえぎられることで、自己の限界を感じたり、腹を立てたり、くやしがったりすることで、自分を知り、現実を理解していく、と言っています。

また、親は、子どもの力が爆発するとき、それに立ちはだかる壁ではなく「爆発するのもよくわかる」といって衝突を回避してしまうのはどうだろうか。壁がなくなってしまったら、子どもの爆発はどこにむけたらよいのか、壁を求めて暴走してしまう。社会的規範や法律を壁にして、それをぶち破る方に向いてしまうかもしれない。そもそも、子どもの気持ちを理解することは不可能に近い、という意味のことを言っています。

子どもの気持ちをわかった気でいるより、到底理解できないという前提で、子どもと向き合い、ぶつかってくる子どもをかわすのではなく、ぶつかり合うことで子どもの気持ちを理解していく。そういう姿勢が大事なのかもしれません。

子どもの壁になるには、強さが必要です。ぶつかり合うには、親がへなへなでは壁になりません。親自身がしっかりと自分の人生を歩んで、芯がしっかりした壁にならなくてはいけないのです。

子どもの壁となるのを恐れず、子どもとぶつかり合う。ぶつかり合うことで、子どもを理解していく。それが、子どもの健全な成長につながっていくんだろうなと思いました。


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