子育ての座右の書3【書評】子どもへのまなざし 完


本書は『子どもへのまなざし』、『続 子どもへのまざなし』の続編である。
『子どもへのまなざし』は、以前の記事(子育ての座右の書に出会った【書評】子どもへのまなざし)、
『続 子どもへのまざなし』も以前の記事(子育ての座右の書2【書評】続 子どもへのまなざし)にも書いたが、2冊とも子を親を持つ全ての親に読んでもらいたいと思ったほど、すばらしい本であった。


本書もそれに変わりはない。
本書は前2冊の完結編である。
1冊目は、主に乳幼児の特性や親の心構え的な内容が網羅されているものであった。
続く2冊目は、読者の質問に答える内容になっており、1冊目の内容のおさらいや、さらに内容を深めた感じとなっていた。

そして、本書である。
本書は、全体的に、1冊目と2冊目の内容のおさらいをしつつ、もっと幅広い視点から子育ての問題点や子育てのあり方をとらえているといった感じである。

また、前半部分は、エリクソンの発達課題について、著者の経験を踏まえながらわかりやすい解説がなされており、専門的内容にもかかわらず、すっと頭に入ってくる。後半半分は発達障害について書かれている。


以下、目次である。


まえがき
1  人間関係と社会の大きな変化
2  人間関係の発達と課題
3  育児のキーワード
4  発達障害について
5  発達障害の特性
6  発達障害の人を理解する
7  保育、教育の現場で
8  発達障害の当事者や家族の声
9  ティーチ
10 教えられたこと、思い出すこと
あとがき


■人間というのは、人間関係の中でしか成熟していかない

本書の肝は、このエリクソンの言葉に集約されていると思う。
著者は、子育ては、両親のみならず、祖父母、おじさん、おばさん、近所の人、地域社会など、多くの関係性の中で行う大切さを説いている。それは3冊に通じて一貫していることでもある。
あとがきにある著者の言葉がわかりやすいので引用しておく。

子どもは、自分が両親や祖父母や教師のほか、地域社会の人々から、大切に育てられたいる、育てられてきたという実感をいだきながら日々を生きることが、ほかの何事にも代えがたく大切です。そうでなければ、自分を大切にしながら生きることができないからです。まして、他者を大切にしながら生きることなど、まったくできないでしょう。



また、仲間と学び合うことの重要性も説いている。それは、遊びの中で行われる。よって、社会的な人間になっていくためには、「遊び」は欠かせない重要なことである。同じくあとがきの言葉を引用しておく。


勉強ができることが、そのままでは人間社会で勤勉に働く力にはならないのです。仲間から学ぶこと、仲間に教え伝えることを共感的に、十分に経験し合いながら成長して、はじめて社会的な人間らしい人間になるのです。




■成長には順番がある

子どもが成長していくには順番が大事である。
それは、エリクソンの発達課題のことであるが、本書はその発達課題をかみくだいて、著者の経験を交えて非常にわかりやすく書かれている。
以下、ポイントを書いておく。

○乳児期(~2歳)
「基本的信頼」
 子どもが望んだどおりに愛することが、相手を信じ、子どもが自分を信じることにつながる。

○幼児期(2~4歳)
「自律性」
ふだんのしつけの中で子どもの感情や衝動をコントロールする力をつける。
うまくいかなくても何度でも言ってあげる。できるようになるのは子ども自身が決めればよい、という「教えて待つ」という姿勢が大事。

○児童期(4~7歳)
「自主性」
子どもは遊びを通して育つ。決して完成されたおもちゃでない方が創意工夫が生まれる。
この時期は、思い切り遊ばせることが大事。

○学童期(小学校)
「勤勉性」
友だちと学び合い、教え合うことによって勤勉性は育つ。それは、遊びの中でも行われる。
この時期は、さまざまなタイプの多くの友達を持つことが大事。

○思春期(13~17歳)
「アイデンティティ」
この時期は価値観を共有できる友達を持つことが大事。

○若い成人期 「親密性」

○壮年期 「世代性」

○老年期 「統合」


■自分を好きになれる子どもに育てる

これは著者が子育てを考える上でのキーワードである。
子どもが自分を好きになるためには、その周りが子どもを好きになることが大切である。

○○してくれたら、いい子にしてくれたら、○○できたら、好きになる。そうじゃなかったら愛せない。
こういう子どもなら愛せるが、こういう子どもなら愛せない。

こういった自分の価値観や喜び、楽しみを最優先させる愛し方ではだめであると改めて思わされた。
子どもへの愛情は「無条件の愛」であるべきなのである。


■本書を読んで行動や意識しようと思ったこと

●息子に無条件な愛情を注ぐ
 自分の価値観や喜び、楽しみを最優先させない。ありのままの息子を受け入れる。

●息子と一緒に喜び一緒に悲しむ
 喜びや悲しみを共有し共感的な感情を育てることが思いやりにつながる。

●しつけは「教えて待つ」
 うまくいかなくても何度でも教えて何度でも手伝ってあげる。できるようになるのを決めるのは息子。だから、教えて待つ。
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Re: タイトルなし

株式会社リンケージ竹田さま

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 あまり、PCに詳しくないもので。。。
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ottaka18

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> 株式会社リンケージ
> <info@linkage-m.net>
> 〒107-0062 東京都港区南青山2丁目2番15号1403
> TEL 03-6868-4874
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