子どもは親の言うことは聞かないが、親の姿はしっかり見ている~『父相田みつをを』より~

相田みつをさんの息子さん一人さんが父のことを綴った『父 相田みつを』という本の中に、子育てで興味深い内容がありました。



一人さんは、父である相田みつをさんに、学校の成績がどうなのだとか、もっと勉強しろなどと言われたことは一度もなかったそうです。でも、みつをさんが決してそういうことに関心がなかったわけではないそうですが、一切ふれたことはなかった、と言います。

ただ、よくこう言っていたそうです。

子どもは親の言うことは聞かないが、親の姿はしっかり見ている。だから、親のやっているとおりのことをする。親が勉強していれば、子どもも自然に勉強するのようになるし、読書家なら、ちゃんと本を読むようになる。親がいくら、勉強、勉強なんて言ったところで、無理なんだ。


子どもは親の姿を見て育つ、と言いますが、まさにそういうことでしょう。

そういう考えが強かったから、子どもに言う前に自分がしっかりしないかん!といったところなんだと思います。相田みつをさんのエピソードなだけに、説得力があります。



もう一つ興味深かったのが、一人さんが小学校5年生に書いたときの作文「東京の迷子」。

ここに相田みつをさんの子育ての考え方が凝縮されていると思いました。
それは、みつをさんと一人さんが、東京に展覧会を見に行ったときのこと。

みつをさんは一人さんに「ここからは、おまえは迷子だ」と言います。どういうことかというと、みつをさんは、一人さんから離れてついて行き、あとは一人さん自身で人に道を聞くなり案内板を探すなりして、目的地までみつをさんを案内させた、というのです。


自立を目指した実地教育みたいなもんでしょうか。
このエピソードを見たとき、自分の6歳の息子に対する子育てを振り返って、こういう姿勢で子育てができていただろうか、と自問自答させられました。

数々の心を打つ作品を残してきた相田みつをさん子育ての姿も作品同様、胸に響きます。


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